セカンドオピニオン
今回は病気全般に関する記事として、「セカンドオピニオン」についてです。
潰瘍性大腸炎を発症してから3年、恐らく普通のアラサーの方々よりかは病院に詳しく入院経験も豊富でしょう。お医者さんとのやり取りもこなしてます。
そんな中で病気の第一歩を踏み出すため結構重要になってくる「診断」の部分と「セカンドオピニオン」について、個人的な意見ですがまとめておきたいと思います。
故障かな?と思ったら…
家電の取説はあんまり役に立ちませんが、病気はこれが結構重要だと思います。異変に気付いたらすぐ対処すべきなのです。そのままにしておいて自然治癒すれば良いですが、重大な病気だと取り返しがつかなくなります。
今までに経験したことのない異変や不調、体調の変化や自覚症状が出た場合は、特に早めに病院にかかった方が良いです。何事も早め早めが大事だと思います。遅め遅めの私は後悔することも多いです。取り返しがつくうちにまず動きましょう。
そして自分の意見と周囲の意見と、専門家である医師の意見を整理し、納得できる治療を進めていきます。これらの意見が一致するのが理想ですが、そうでない場合は妥協せず納得できるまで説明を聞き治療をしていくべきだと思います。
どうしても主治医と相性が合わないなら、別の医者の意見を聞くべきだと思います。セカンドオピニオンと言うと大袈裟かもしれませんが、虫歯の経験を挙げておきます。所詮虫歯、されど虫歯。
セカンドオピニオン
経緯
私の場合、社会人になってからは定期検診で歯科に通っているので歯には自信があります。同じ歯科に3年ほど通っていました。
3~4ヵ月に一度は診てもらっていたのですが、ある日の定期検診で虫歯の診断を受けました。
奥歯の間にできているので2本大きめに削って銀歯か自費のセラミックか次までに決めて治療していきましょうと、一方的な宣告。
虫歯の大きさや、簡易的な治療で済まないかを聞いても奥歯の間なので削ってみないと、今の時点では判断できないとの返事でした。
痛くも痒くもなく、自分で見ても妻が見てもどこがどう虫歯なのかが全くわからず。レントゲンを撮ったわけでもないですし、がっつり2本も削るとか定期検診の意味無し。完全に不信感でいっぱいになりました。
早速、地域で評判の良い別の歯科を予約。事情についてはどうしようか迷いましたが、隠してもしょうがないので一通り説明し、念入りに診てもらうことにしました。
経緯
治療の必要なし。
定期検診で経過観察することになりました。かなりかなり厳し目に見れば虫歯だけど、今の段階で削る必要はないだろうと。
歯は全部白なので治療してセラミックにしたら自費治療で10万円近く取られるところでした。そして元気な歯を2本削られるところでした。
そんないい加減な治療、ホントに勘弁してほしい。(2020年追記:最初の虫歯宣告から3年経過しましたが、痛みは全く出ていません。定期検診でも問題なしです。)
振り返り
ではなぜ私はこの2番目の診断を信じたのでしょう。自分に都合の良い診断をしてくれたから?多少はその側面もあるかもしれません。
しかしその裏付けとなる安心感や信頼感、納得を与えてくれたのが大きいと思います。
1. 電話で話したことが診察当日の医師にきちんと伝わっていたこと
2. 時間をしっかり割いて診てくれたこと・念のためレントゲンも撮ってくれ、客観的な説明してくれたこと
3. 治療する選択肢も与えてくれたこと・その場合のメリット・デメリットもきちんと説明してくれたこと
4. 要注意歯として観察していく場合のリスクや注意点を説明してくれたこと
思えば最初の歯科は勤務医が入れ替わり立ち替わりで主治医も知りませんでした。歯科自体に信頼感があまり無かったです。
予約も時間が詰め詰めで診察や治療の時間がギリギリで回されている印象でした。そんな環境下では良い治療できません。
一方、後者の歯科は初診時の予約電話の説明が全て的確に医師に伝わっており、信頼できる歯科だと感じられました。
病院では同じ説明を何度もさせられたり、同じことを繰り返し聞かれることも多い中、個人医院の良い部分だと思いました。
まとめ
上の虫歯の例は命に関わる選択や、人生を左右するものではありません。しかしこれが重大な病気だったら、命に関わるような場合はどうでしょう。
いつ病気に向かい合う時が来るかはわかりません。明日かもしれないし、遠い遠い未来のことかもしれません。
その時に慌てふためくことなく、現実から目を背けることなく、
自分の納得できるように動くことが、自分にとって最善の選択だと思います。
私の持病の潰瘍性大腸炎の話に戻ってもこの考え方で行動するようにしています。自分が納得できることが重要だと思います。