潰瘍性大腸炎の寛解

2018.02.25

私の患っている潰瘍性大腸炎は指定難病で、完全な治療法・治療薬が無い病気です。

既に3度の入退院を繰り返している中で、気付いたことや治療に関することを、記事ごとにテーマを絞りまとめていきます。

個人的見解も多分に含みますので、ご承知置きいただいた上でご覧ください。

今回のテーマは「寛解について」です。



寛解期と活動期

病状が良い期間を一般的に寛解期と呼びます。

食事も仕事も普段の生活も元気な人と同じ。注意はすべきですが食事制限もありません。

一方で病状が悪い期間を活動期と呼びます。活動期には下痢・血便・腹痛といった、大腸の炎症による諸症状が現れます。排便回数も10回/日を超えてくるので、普段の生活を送ることが困難になります。

もう一歩踏み込むと、寛解については、内視鏡的寛解と臨床的寛解とに分けられます。

内視鏡的寛解

大腸カメラ検査の観察で炎症やびらん、潰瘍などが消失して正常な状態であれば、内視鏡的寛解とされます。

臨床的寛解

血液検査(血沈・CRPなど)の数値、自覚症状(血便有無・排便回数など)で、正常な状態が維持されていれば、臨床的寛解とされます。



寛解導入

病状が悪化するといろいろな治療を施し、寛解状態に導入してあげる必要があります。

5-ASA(アミノサリチル酸)製剤

一般的にペンタサやメサラジンの名称や
アサコールなどはかなり有名です。それぞれ溶解する場所が異なります。注腸で直接腸に入れるタイプもあります。副作用が少なく、よく処方される薬です。

5-ASA製剤の詳細記事

リアルダが新しく発売されています。最大1日1回4錠(4800mg)で、寛解導入にはアサコールに対しての非劣性と優越性が確認されており、寛解維持においてもアサコールに対しての非劣性が確認された新薬です。(非劣性=同等以上の効果があること)

ステロイド

一般的にはプレドニンなどの名称で、強い抗炎症作用があり、中等症までは良い効果が出る場合が多いです。50mgや40mgでスタートしますが、感染症対策や入院管理が必要です。また副作用や依存性にも注意が必要です。

免疫抑制剤

一般的にはイムランなどの名称で、白血球数など自己免疫の制御に使用します。導入時にはステロイドと併用し、ステロイドの減量後にも継続します。副作用や感染症への注意が必要です。

血球除去療法

一般的にはG-CAP(ジーキャップ)やL-CAP(エルキャップ)と呼ばれます。血液中の顆粒球や白血球など、やはり自己免疫に関わる血球を、透析のような形で除去する治療です。

1回1時間程度、10回程度を1カ月程で1セットとして行います。実施中は両腕に針が入った状態なので、あまり動かず安静に過ごします。

寛解状態に無事導入できれば、主に5-ASA製剤で寛解維持をします。



寛解に関する個人的見解

この病気の原因は解明されておらず、複数の要因が絡むとされています。人によって千差万別なのです。

なのでこれをやって良くなった、これを食べてこう悪くなった、これをこうしたらこう変わった、などの事例は挙げると際限が無く、無意味な場合も多々あるのが現実です。

他人の潰瘍性大腸炎ではなく、自分の潰瘍性大腸炎と向き合うべきです。自分の行動と病状の変化に因果関係を見つけられれば試行錯誤ができます。

現在の西洋医学で治療する場合、患者としてはキチンと薬を飲む、規則正しくしっかりと睡眠をとる、暴飲暴食を避ける、軽く運動する。

こういった普段の生活改善を行い、悪化した場合は早めに処置する。これが最善だと考えています。

もちろん漢方や民間療法もあります。恐らくいくつかは効果もあるでしょう。それはそれで良いのですが、現状の医療にもキチンと寛解導入の道筋は確立されているということ、まずはそこを目指すのが私の考えです。

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2018.02.25 16:32
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