5-ASA製剤(新薬リアルダ)

2018.02.26

潰瘍性大腸炎に関する記事、今回のテーマは「5-ASA製剤について」です。

一般的にメサラジンと呼ばれています。薬としてはペンタサ・アサコール、最近ではリアルダという新薬も出ました。複数種類ありますが、成分は同じです。溶ける場所・溶け方などが異なります。

既に3度の入退院を繰り返している中で、気付いたことや治療に関することを記します。個人的見解も多分に含みますので、ご承知置きいただいた上でご覧ください。



5-ASA製剤とは

潰瘍性大腸炎を患うとほぼ処方されるのが、5-ASA製剤と呼ばれる錠剤タイプの薬です。化学名5-アミノサリチル酸の略称が5-ASAです。活動状態の潰瘍性大腸炎の寛解導入と、寛解状態の維持の両面で効果が期待できます。

最初に書いた通り複数種類がありますので、それぞれの特徴を簡単に紹介しておきます。


ペンタサ 500mg/錠

少しザラツキのある、白~灰色の錠剤。活動期は最大4000mg/日(500mg×8錠)、朝夕食後で2回に分けて飲みます。錠剤は大きく吸湿性があるため、引掛かるなど飲みにくい場合があります。500mg錠は2分割しても良いです。

時間依存型と言われる錠剤で、小腸から大腸にかけてメサラジン成分が広範囲にわたって放出されます。

アサコール 400mg/錠

コーティングでツルんとした赤褐色の錠剤。 活動期は最大3600mg/日(400mg×9錠)、朝昼夕食後に3回に分けて飲む。ペンタサと比較すると小さく滑らかで、慣れてしまえば3錠まとめても飲めます。

pH依存型と言われる錠剤で、特殊なコーティングがされています。pH7以上となる大腸到達時から徐々にメサラジン成分が放出されます。

リアルダ 1200mg/錠

コーティングでツルんとした赤褐色の錠剤。ただしアサコールよりかなり大きい。活動期は最大4800mg/日(1200mg×4錠)、朝食後に1回飲むだけで良いのが特徴です。錠剤はペンタサよりも大きいですが、コーティングもあり個人的にはペンタサより飲みやすいと感じています。

これもpH依存型と言われる錠剤です。大腸以降でメサラジン成分が放出されます。

ペンタサ 注腸1g

注腸タイプの5-ASA製剤がペンタサ注腸です。肛門から直接大腸にメサラジン成分を、100ml(内メサラジン1%)の薬液で注入します。一般的には就寝後に注入、できる限り保持します。

直腸から左側大腸にかけて効果的と言われます。注腸に関しては別で記事を立てようと思います。



5-ASA製剤の個人的な考察

前にも述べた通り、潰瘍性大腸炎は人により症状や治療法などは多種多様あると思います。

ここでの考察はあくまでも私の経験や体感、個人的な考えのまとめであり、必ずしも読者様、他の患者様に当てはまるとは限りません。考え方の参考としてご覧いただければ幸いです。


pH依存型製剤の優越性

私はペンタサにあまり効果を感じませんでした。発症時の寛解導入失敗・短期間で3回目の入院は恐らく薬が合っていなかったのも一因と考えます。

逆にアサコールは寛解維持に貢献してくれました。2回目の入院まで約1年はアサコールのみでした。飲み忘れを頻発してから悪化してしまいましたが、キチンと飲んでいれば寛解維持の目もありました。

病状・病変部位や薬との相性もあると思います。私の場合は全大腸型で中等症程度の病状でした。なので大腸で溶けて全体に効果が期待できるアサコールが合っていたという分析です。

軽症や少量で効きやすい方にはペンタサでも十分に効果はあると思います。効果により自分に合う薬を服用するのが望ましいです。

新薬リアルダ

最新のリアルダは3回目の入院で寛解導入に。ステロイド製剤の注腸と併用しました。どちらがどう作用したかは見極められませんが、対アサコールで優越性が確認されていること、1日1回の服用で4800mg投与可能なことなど、錠剤が大きい以外はメリットが多いです。

朝食後1回服用の習慣が付いてしまえば、服用の負担も軽減されます。飲み忘れ時も、昼までに気付く可能性は高いでしょうし、アサコールのように1回服用忘れて、スキップが重なり投与量が減るリスクも軽減されると考えられます。


これも個人的な考えですが、飲み忘れるリスクの低減は寛解維持において重要です。(服用方法については主治医と要相談)

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2018.02.26 13:30
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