食事制限や食事療法の効果
潰瘍性大腸炎、消化器系の難病、となると、他人様から見ると食事制限とか節制を連想し、私の病気を知る人からよく同じ質問が来ます。
「アルコールはやめといた方が良いの?」「肉とか脂っこいものはダメなの?」
別に聞かれても答えるだけだから良いけれど、アルコールや肉とか脂はかなり悪者扱いなの。みんながぶがぶ飲みがつがつ食べるくせに…笑
そういう私もほとんど気にしたことがなくて、病気になる前もなった後も、変わらず無頓着。良いことなのか悪いことなのかは不明ですが。
入院前後は食事を気にかけたりもしましたが、結局のところ大きな変化は感じ取れずで。
もちろん食事の影響はゼロではないのだけど、でもきっと、この病気の根本原因は別の所に、いや、そもそも原因なんてのも無いのかも、
と思います。
食べて良いモノと悪いモノ
そんな見出しを付けて記事が書けるなら楽チン。逆にそんな人は良いなぁと思ってしまいます。良いモノだけ食べて、悪いモノは食べない。めちゃくちゃシンプルな答えがあって羨ましい。
この病気は、潰瘍性大腸炎はそんな単純か?約10万人?の患者を抱える国家指定難病ですぜ?肉とか野菜とか消化の良し悪しとか繊維とか、そんなんで治る病気なわけがないと思っています。
たしかに食事に敏感なタイプの患者さんは、食事管理が大事になるし気を使うべきでしょう。しかし食事の影響が出にくい患者さんも多いし、これまで診ていただいたお医者さんは3人とも、極端なもの以外は普通に飲んで食べて良いよ、激辛とか泥酔とかはやめようね、程度のお話。
結局のところ、自分の心とお腹と相談して、
ストレスのない、言い換えれば好きな食事を、適度に摂れば良いのだと思っています。
なんとなく、食事についてとりとめもなく、書いてしまいましたが、潰瘍性大腸炎は、こんな感じのとりとめのない病気な気がします。
何事も全てに原因があるわけではないように、病気なんて、潰瘍性大腸炎なんて、そんなもの。なる時はなるし、治る時は治る。
健康を意識するのはとても大事で良い事ですが、できれば病気だからとかは考えることなく、普通の食事を幸せにいただくことが個人的には食事療法になるのではと思っています。