夢がある頂上決戦

日本シリーズが５戦を終えて２勝３敗。

オリックスの劇的逆転先勝で流れに乗る予想を、ヤクルトが見事に覆した。

第１戦でオリックスが圧倒的優位に立ったと思ったけど、ヤクルトの反発力恐るべし。

むしろ第４戦までだけなら、オリックスは第１戦の奇跡が無かったらヤクルト４連勝やったかも。

第２戦が２点差やったけど、他は全部１点差の激戦。

両チームとも昨年最下位からの日本シリーズ、夢がある頂上決戦やなぁ。

そしてセリーグが実力的にアップしてる、というかパリーグの中でも抜きん出てたソフトバンクがダウンしたかな。

いずれにしてもリーグ優勝したチームがしっかりＣＳファイナルステージも勝ち上がり、日本シリーズでも接戦を繰り広げるのは、野球ファンとしては大いに納得がいくし、楽しめる１年間やったということやなぁ。

日本シリーズ５試合振り返り

正直良い勝負過ぎて、紙一重過ぎて、どちらがどうというのが難しい。

元々オリックスと思ってたけどヤクルトがスゴイ。

ヤクルトは若手とベテランと外国人のバランスが良くて抜けがが無い。

塩見選手や中村選手がうまく機能して、一発もあるし繋ぎもあるし、怖さのある打線。

投手陣は奥川投手・髙橋投手が飛躍したのが大きい。

来季に向けて頭数が揃うとペナントもかなり怖い存在になる。

山本投手・宮城投手で有利に運ぶとみたオリックスはちょっと苦戦してる感じがする。

ただ残り第６・７戦を中６日で恐らくこの２人が投げるのは見物。

第５戦でオリックスは少し打線が動き出したのが神戸決戦に向けて好材料か。

オリックスも若い選手が多いし来季もペナントの中心になりそうなチーム力やと思う。

ヤクルトは奥川投手をどう起用するか、登板間隔のアヤが面白い。

どちらもラッキーボーイ・アンラッキーボーイがハッキリ出てないのも余計に渾沌として面白い。

もうとにかく、日本シリーズ５戦で十分面白い。

そして６戦か７戦かわからんけど、まだまだ面白い。

ペナントも日本シリーズもこんなに面白い１年は、ホンマに良いシーズンやったと思えるわ。

ヤクルトもオリックスもありがとう！

少し来季に目を向けると

昨年はヤクルト・オリックス両チームとも首位から２５ゲーム以上の、いわばブッチギリ最下位からの大逆襲。

こうして見るとチームとして選手を育てることがいかに重要かがよくわかる。

逆に言うと今季上位でも、既存戦力と育成の歯車が狂えば一気に下位転落もあるということ。

阪神はここ数年のドラフト戦略的にはファンもかなり期待を膨らましてる。

少なくともこれから５年くらいは楽しみが続きそう。

目先の勝利も大事やけど、長期にわたって優勝を狙えるチーム作りに期待。

阪神の選手たちが、優勝を目前で逃してこの日本シリーズを見て、闘志を燃やしてることを祈る！