入院生活6〜7日目
潰瘍性大腸炎で入院した際の、6〜7日目の記録です。主治医からこれまでに行った検査の結果や今後の治療方針・見通しを説明していただきました。
入院6日目
排便10回以上・粘血便・37.0度
- 午前中
すこし下痢は落ち着いてきたように思います。夜は相変わらずですが、日中はほどほどです。便は黒っぽいカスと粘液に少し血が混じります。
微熱はまだ続き少しだるいですが入院直後より安定してきている感じはします。入院慣れかな。
先生がお風呂の許可を出してくれたようです。入りたい人は30分単位で予約するシステムで、午後に予約を入れて久々風呂を楽しみにします。
- 午後
点滴中ですので風呂に入る時は一時停止です。針は腕に刺さったままで先端だけ残しておき、血液凝固防止の薬液を注入した上で密封です。注入の勢いが良いとヒヤッとして少し驚きます。
腕・針・先端チューブ・ガーゼ・密封フィルムとうまく密封できれば良いのですが、私の場合は点滴の位置が手首で完全密封がいつも難しく、度々浸水していました。腕だけ湯船の外です。
シャワーを浴びながら病気で5kg以上落ちた体を眺めながらお腹を温め全身を流します。少し体を支えるだけで体力の減衰を感じます。腕、足腰、1週間ほぼ寝ていると驚くほどに弱り果てていました。絶食も響いていると思います。
巻き返しを考えながら病室に戻り点滴再開です。心身ともリフレッシュできた良いお風呂でした。
入院7日目
排便7・8回・粘血便・38.3度
- 5:00
なぜか朝からかなり調子が悪いです。原因不明。腹痛を含む全身倦怠、発熱と目眩もしました。入院してからあまり症状を訴えてなかったので、エライ様子を見てか動きが慌ただしくなります。
検査用できれいな血を採るため、足にもチクリ。熱が上がりきって解熱剤も入れたでしょうか。とにかく転がっても落ち着く体勢が無い状態で、11時くらいになって果てたように眠りました。
入院してから辛いなりに落ち着いていたので、まさか今地獄を見るとは思いもしませんでした。
- 午後
少し眠って薬の効果もあってか体調は落ち着き、なんとかいつものペースに戻ってきました。
先生も来てくれ、一応明日からのステロイドはスタートさせていきましょうと。潰瘍性大腸炎を元に複合的に症状が出ているので、とりたててこれが原因というのではないだろうということでした。
採血結果等で問題があれば方針を考えながら治療を続けることになりました。一安心です。
入院して1週間
人生で初めての入院生活も1週間が経過です。何もわからないまま入院して、妻が色んな物を持ってきてくれたので不自由なく過ごせました。
肌着・タオルは多くて損は無し。ティッシュやビニール袋もゴミや洗濯物で意外に使います。音楽・コード長めのイヤホンも暇潰しには必須です。
大部屋だと他の患者と家族の会話が耳障り。お互い様なのでうるさいのは別に構わないですけど、医者や病院、治療への文句なんかは聞いてて本当にイライラするのでシャットアウトしたい。
年配の方が多くて仕方ないかも知れませんが、言いたいことや治療に関することは言葉濁さず、きちんと主治医と話し合って解決すべきです。家族や看護師さんに愚痴るのは無意味過ぎです。
モンスターペイシェントとか居るのもなんとなく理解できちゃうような入院生活1週目でした。