トップページ > 退院後

退院後

潰瘍性大腸炎で1か月間入院してから、退院後の生活や通院治療・定期検査についてまとめています。

退院

・発症初年12月中旬

退院当日、早々に入院費用を清算等を済ませ、外へ出ます。暖冬でしたが妻と子どもと外の空気を吸い、入院約1カ月ぶりにの解放感を味わえました。

これまで病院食で決まったメニューでしたが、一歩外に出ると自由です。食べものが自由というのはある意味恐さもあります。

退院直前は低残渣の常食でした。脂系の食事はかなり控えめでした。まずはモスバーガーに入りポテトをつまんでみました。日常の生活に復帰する小さなお祝いでした。

<処方薬:アサコ−ル9錠・ステロイド20mg>

外来通院

・発症初年12月中旬(退院1週間〜)

退院1週間後に採血で経過の確認をしました。この時はステロイド20mg継続中で問題なし。体調も良くステロイド減量の方向で進みます。GCAPは週2回計10回まで続けていきます。

会社へも復帰し、家族で動物園にも行きました。食事・刺激物は気を付けつつ好きな物も食べ、通院と薬以外は普通と変わらない生活です。

<処方薬:アサコ−ル9錠・ステロイド15mg>

年末年始通院

・発症初年末(退院2・3週間〜)

年内最終の外来で血液検査・GCAPを済ませ特に問題なしです。治療が効いていてステロイド減量も順調です。

日程調整や生活指導を受け年末を迎えました。この頃には仕事で往復200kmの運転をしたり、体力的にもだいぶ回復して帰省することもできました。平穏な年末年始を送り、新しい年を迎えました。

<処方薬:アサコ−ル9錠・ステロイド10mg >

*処方は10mgでしたが10→7.5→5→2.5mgと、5日単位で減量しました。(1錠5mgを分割服用)

退院1カ月

・発症翌年1月中旬

ステロイド断薬にも成功し、GCAPも10回終了しました。採血の数値も異常はなく、臨床的には健康に戻りました。今後は1カ月毎に通院することになりました。

食事や生活習慣に気を付けながらも、薬も減り、今まで通りの生活ができるようになりました。

<処方薬:アサコ−ル9錠>

退院2カ月

・発症翌年2月中旬

アサコールのみとなり1カ月経過し経過は良好です。確認のため次回大腸カメラの予約が入りました。

この頃には良くも悪くも食事に気を遣わずに、ほとんど好きな物を食べ飲酒もしていました。

<処方薬:アサコ−ル9錠>

退院3カ月

・発症翌年3月中旬

仕事も本格的に復帰し決算もありましたが順調です。大腸カメラも炎症等は無く正常という結果でした。経過が良好で次は2カ月毎の通院となりました。アサコールも6錠に減量することができました。

<処方薬:アサコ−ル6錠>

退院5・8・11カ月

・発症翌年11月中旬

仕事もGWも普段通りに過ごせ、5月の外来でも異常は無く、次回からの通院は3カ月毎にする方針になりました。体調も安定していました。

発症・退院から1年経過した11月も経過は良好。既に病気を忘れるほど元気で、薬の飲み忘れ、食べ過ぎも多くなりがちな生活をしていました。

<処方薬:アサコ−ル6錠>

退院1年2カ月

3カ月毎の定期外来で1年過ごし2度目の年越し、変わりない生活でしたが採血で炎症値が微増でした。

とはいえ症状は皆無、風邪気味だったり食べ過ぎ飲み過ぎで数字が上がったかと思っていました。1年経過の大腸カメラを2カ月後に予約しました。

<処方薬:アサコ−ル6錠>

退院1年4カ月

前回退院後の大腸カメラから1年が経過した為、定期の大腸カメラで状態確認しました。少し炎症がありました。

暴飲暴食や薬の飲み忘れが頭をよぎります。しかし自覚症状は無く、便も普通だったので、ここに至っても危機感は持っていませんでした。

念のためアサコール9錠に変更になりました。様子見の為1カ月後に外来で予約を取りました。

<処方薬:アサコ−ル9錠>

退院1年5カ月

・発症から1年半

外来で初めて採血・大腸カメラで悪化が見られ、薬の飲み忘れには注意して過ごしていました。

GWも無難に過ごしたつもりでいつもの外来へ。結果としては採血数値がまた悪化していました。症状らしい症状はありませんが、少し下痢気味です。念のため次も1カ月後に外来の予約をしました。

<処方薬:アサコ−ル9錠>

臨時外来

前回の結果への精神的ショックと風邪などが重なり、遂に明らかな自覚症状が現れ始めました。排便回数が徐々に増え夜中1・2回目覚めます。

よく見るとカスに血が混じっている嫌な下痢。うどんや雑炊を中心に食べますが食欲も減退。こうなると焦りと不安で悪化の一途を辿ります。

予約はありませんが臨時の外来を受信し、メサラジン注腸を処方してもらい、改善を図ることになりました。

<処方薬:メサラジン注腸1g>

緊急外来

処方された注腸も施しましたが時すでに遅しでした。体調はみるみる悪化し、全身症状が出ます。

私の場合はだるさと吐き気、仕事の外出先で限界を感じ、午前中で切り上げ病院へ直行。入院覚悟で緊急外来に辿り着きました。

CTやレントゲン、点滴、吐気止めの処置をし、そのまま2回目の入院が決まりました。